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第8話:たぬき菩薩


 
 田名の久所にある火の坂の下に祠があり、狸菩薩がまつられています。この火の坂は、以前は人気のない寂しい所で、坂の上のあばら家におばあさんが住んでいました。
 秋も深まったある寒い晩、一匹の古狸がのそのそやってきて、びっくりするおばあさんを尻目に、どっかりと炉端に腰掛けて、居眠りをはじめました。狸は一人暮らしのおばあさんを甘く見たのか、寒くなると出てきては大股を開いて温もっていきます。あまりの狸の横柄な態度におばあさんも頭にきて、ある晩いつもよりよけいに火を起して待っていました。やってきた狸は、いい気持ちで居眠りをはじめました。おばあさんは隙をうかがい、十能(注)にいっぱい火をすくって、狸のご自慢の股ぐらめがけて投げつけました。狸はびっくり仰天、火だるまになって外へ飛び出し、坂ノ下まで転げ落ちて、死んでしまいました。それからこの坂は火の坂と呼ばれるようになったわけですが、その後はよくないことが続くようになりました。大正時代になって、近所に住む人がこの坂で怪我をした際、怪我をした訳は狸の祟りだというお告げを聞いたため、狸菩薩として丁重に祀り、その後はご利益があるという評判がたち、参拝の人々で大変にぎわったそうです。
 
十能
(じゅうのう)
 炭火を載せて運んだり、火を掻き熾(おこ)したりするために使う、柄のついた器またはスコップ。

座間美都治
相模原民話伝説集より