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第5話:見つめ入道


 
 市内を流れる鳩川という川をご存知でしょうか?その鳩川の水源は上九沢の横山下にあります。 水源の周囲は鳩川谷といって見事な竹林がうっそうと生い茂っていました。 鳩川を少し下った所にJR相模線番田駅があり駅の東側に「いま橋」という橋があります。 むかし、この橋の辺りに「見つめ入道」というお化けが出たそうです。みつめ入道は普通は目が三つある「三つ目入道」のことをいいますが、ここのはそこを通る人をじっと見つめる「見つめ入道」でした。
 ある晩、権兵衛じいさんが、隣の村で婚礼があって、その帰り道、ほろ酔い気分で「いま橋」を渡っていました。すると、どうも先ほどから、首筋の辺りに、何かぞくぞくとするような冷たいものを感じるのです。権兵衛じいさんは何度か手で首筋を撫でてみましたが、冷たい感じはとれません。そこで何気なく後ろをふり返りました。
「わ、わ、わ、……」 権兵衛じいさんは大きな声を出そうとしても声が出ません。ただびっくりして腰を抜かしてしまいました。見つめ入道がでっかい目をむいて、じっと見つめていたのです。 権兵衛じいさんは腰を抜かしたまま四つんばいになって、ほうほうの態で家にたどり着きました。気づくと、手にしていた、おみやげのごちそうの包みは、いつの間にかどこかに消えていました。これはどうやら、その辺りに棲む狸のいたずらだったようです。


座間美都治
相模原民話伝説集より